鞍馬寺からのお知らせ


竹伐り会式(たけきりえしき)、所用竹の授与について

水の感謝をこめ、災禍を断ち切り、吉事招来を祈る祭儀「竹伐り会式」は、6月20日、無事厳修されました。
その折、鞍馬法師によって五段に伐られた竹をご希望の方にお授けします。
魔除けとして、玄関などに祀られることが多いです。

一体  3000円と送料(送料は2000円程度)
寸法  太さ 10㎝程度  長さ 70㎝~80㎝

数に限りがありまので、まず、鞍馬寺にお電話下さい。
TEL(075)741-2003 (9:30~16:00)

魔除けの竹

〇8月1日(木)~3日(土) 「如法写経会(にょほうしゃきょうえ)」、 随喜(ずいき:写経参加)のおすすめ

平安時代から修されてきた由緒ある写経行事です。
「法華経」を参加者が分担し、分冊(320字~400字)して書写します。
お手本を見ながら毛筆で清書します。

旧漢字で難しい字が多く、集中力を要しますが、書き終えた達成感は格別です。
江戸時代の法具で荘厳された道場の雰囲気は暑気を忘れさせます。

ご興味のある方は、鞍馬寺、寺務所(075-741-2003)にお電話して下さい。
丁寧にご説明いたします。

「如法写経会」の日程(8月1日~3日) (A/B/C/D/E)

(A/B/C/D/E)から、ご希望の日時をご選択ください

「如法写経会」の参加について

1、(A)(B)(C)(D)にご参加可能ですが、(A)は儀式が主で写経の時間は、ほとんどありません。

2、服装は平服です。正座席と椅子席があります。

3、費用は、(A)(B)(C)(D)、各5000円。(E)は、無料です。

4、中食が必要な方は、お弁当をご持参ください。

5、ご不明なことは、鞍馬寺、寺務所(075-741-2003)にお問合せください。

6月20日午後2時に開催する 「竹伐り会式(たけきりえしき)」の由来

 平安時代、鞍馬寺中興の祖、峯延上人(ぶえんしょうにん)が大蛇に襲われたが、

上人の唱える神呪によって大蛇は斃れた。

このことを朝廷に奏上すると人夫を賜り、大蛇は切られて、龍ヶ獄に棄てられた。

この故事に因み、僧兵姿の鞍馬法師が大蛇に見立てた青竹を断ち切り、

破邪顕正(はじゃけんしょう)と吉事招来を祈り、水の感謝を捧げる

「竹伐り会式」のご参拝についてのご注意

〇鞍馬寺本殿の祭場付近は大変、混雑しますので、警備係員の指示に従ってください

〇木刀ではなく真剣を使うので安全のために祭場の通路に入らないようお願いします

〇祭儀は、午後2時から約1時間です。屋外にお立ちになったままでの参列になりますので、熱中症にご注意ください

〇正午(12時)から祭儀終了後の片付けが終わるまでの(3時半頃)まで、本殿内には入ることができません

〇当日の御祈祷は午前11時45分の受付までで終了します

〇御朱印は、本殿に向かって右側の百集亭で終日、受け付けます

五月満月祭(ウエサクサイ)

【五月満月祭(ウエサクサイ)とは】
宇宙から強いエネルギーがふりそそがれるといわれる五月満月祭の夜に、満月に清らかな水を捧げ、心の灯を輝かせつつ、心身を清浄に保ち、自分と全てのものの目覚めと平安を祈る厳粛な祭儀です。祈りをともにする方はどなたでもお参りいただけますが、夜間、山上で奉修する行事であり、以下の点にご留意ください。

【当日の予定】
〇五月満月祭は、19時より、20時20分頃まで本殿前で奉修されます。その後、参拝者の皆様で明水(めいすい)(満月に奉げた水)を分かち合っていただき、21時30分頃には終了します。(参加者数をはじめ、様々な条件により、終了時間は変わることがあります)
祭儀の準備のために本殿内に入堂いただけるのは、16時までです

〇『心のともし灯』及び『お力の宝棒』のお授けは、16時より19時までには本殿に向かって右手の建物「百集亭」で」行います

〇ご朱印の受付は16時までは、本殿内の受付で16時より19時までは本殿に向かって右側の建物「百集亭」で行います。(「百集亭」ではあらかじめ書いてあるご朱印)を授与します)

〇休憩所「洗心亭」は、18時30分までご利用いただけます

【持ち物・服装】 (次のような服装・持ち物をお勧めします)
〇懐中電灯 (夜の参道は暗いです)

〇寒さをしのぐことができる上着など (5月でも夜の山上は寒くなることがあります)

〇歩きやすい履き物 (参道は山道です。歩きやすい服装でいらしてください)

〇レインコート (突然、天気がかわることがあります。雨具があると安心です)

〇飲食物 (夜間、山上では飲食物は販売しておりません)

〇その他、ご自身が必要と思われる物

【お願い】 (厳粛な祭儀のため、ご理解いただきたくお願い申しあげます)
〇乳幼児のご参拝はお勧めできません。 (夜遅くなります。会場は混雑します)

〇五月満月祭が奉修されている間はお静かに

〇五月満月祭が奉修されている間の飲食はしないでください

〇会場である本殿前を離れる時(お帰りや、奥の院に参拝されるとき)は、心のともし灯のろうそくはお消しください

〇五月満月祭が奉修されている間は写真やビデオ撮影、録音は出来ません

〇携帯電話は電源をお切りください

〇ペットを連れて参加することはできません

〇ビニールシート・テント・寝袋などは使用できません

〇ご来山は公共交通機関でお願いします。当山には駐車場がありまん

〇山内で火気を使用することはできません。線香・ローソクは定められた場所以外にはお供えしないでください

〇ご参拝の方の控室はご用意ができません

〇山上一帯は、携帯電話が繋がりにくくなります

〇明水をペットボトルなどに入れてお授けすることはできません

【交通機関について】
〇参拝者の皆様に明水をお授けし終わるのは、21時30分頃になると思われます。 (参拝者の数によって前後します)
お帰りの交通機関は次の通りです

〇叡山電車
・鞍馬発 21時03分 →出町柳着 21時34分
・鞍馬発 21時24分 →出町柳着 21時55分
・鞍馬発 21時52分 →出町柳着 22時22分
・鞍馬発 22時29分 →出町柳着 22時59分
・鞍馬発 22時59分 →出町柳着 23時29分(最終)

*京阪電車、淀屋橋行きの最終特急は、22時40分です。
最終快速急行は、出町柳発 23時15分です。
*京都駅行の出町柳バス停発の市バス最終は、経路が複数あり、乗車場所も異なりますので、各自でお調べください。

【五月満月祭(ウエサクサイ)にお参り出来ない方のために】
本年も昨年と同様のかたちで五月満月祭を奉修しますが、お参りできない方も、次のような方法で、ご結縁なさっていただくことができます。
五月満月祭が行われる5月23日午後7時には、それぞれの場所で、全ての目覚めと平安をお祈りくださるようお願いします。

節分追儺式(せつぶんついなしき)

〇2月3日 午後2時 開催

豆まき発祥の地と伝えられる鞍馬山の節分追儺式は
平安時代に宮中で行われていた追儺(ついな)を忠実に
再現したものです。
王朝の装束で本殿に参進した陰陽師・殿上人・方相氏・侲子が、撒豆の儀、
祭文奉読のあと、方相氏を先頭に本殿をまわり、桃の弓に芦の矢をつがえて
目に見えぬ鬼(災厄)を射ます。

      年の豆(300円)  芦の矢(1000円)が授与されます。

正月スケージュール

1月1日~3日の本殿開扉、ご祈祷、ケーブル運行時間は下記の通りです。
(12月31日、1月4日以降は平常通り)

〇1月1日(月)
本殿開扉  0:00~17:00
御祈祷奉修 0:00~15:45
ケーブル運航 上り 6:15~16:40 下り 6:20~17:10

〇1月2日(火)
本殿開扉  8:30~17:00
御祈祷奉修 9:00~15:45
ケーブル運航 上り 8:25~16:40 下り 8:30~17:10

〇1月3日(水)
本殿開扉  8:30~17:00
御祈祷奉修 9:00~15:45
ケーブル運航 上り 8:25~16:40 下り 8:30~17:10
(ご祈祷は時間を決めて奉修します)

如法写経会(にょほうしゃきょうえ)が無事修了しました

ご参加ありがとうございます。
開催期間は、8月1日より、三日間となりました。
8月1日の午前・午後。8月2日の午前・午後に区切ってご参加を募った所、
33名の方がご結縁下さり、『法華経』迹門を浄書することができました。
連日の猛暑でも道場である鞍馬寺寝殿には涼風が立ち、
一心にお写経をなさった後の爽やかな笑顔が印象的でした。

如法写経会の当日写真1

鞍馬寺寝殿(如法写経会道場)

入室

入室

勤行

如法写経会、ご参加ありがとうございます。

如法写経会の当日写真2

書写

書写風景

鞍馬寺寝殿(写経道場)

鞍馬寺寝殿(写経道場)

虎石のご奉納

令和3年12月20日 おさめの寅の日に除幕式を行いました。
山主様がご自身の山で見つけられた石を「虎石」と名付け、ご奉納くださったもので、
吽形阿吽の虎の傍に据えられています。
黒色と褐色の縞模様が虎の頭とも虎がうずくまる姿とも見えます。
台石は地元の石材店が誂えてくださった鞍馬石で、香雲初代管長の墨蹟をうつし、
「虎石」と刻まれています。
今年は寅年で元旦初寅という、またとない勝縁でした。
秋には鞍馬山に毘沙門天が出現して1250年という大祭が予定されています。
毘沙門天の神獣である虎のご奉納は、とてもありがたいことでした。
ご参拝の折に愛でてくだされば、幸いです。

虎石

鞍馬寺参道